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2022/08/30(火)

天気:くもり

納豆が納豆であるための保存方法について

みなさまからの納豆についての

お問い合わせ、多いなという案件が

「賞味期限、昨日までだったんですが

食べて大丈夫でしょうか」的なもの。

 

それと、
「賞味期限内なのに開けたら

カビが生えていた!」という類のもの。

 

きょうはこの案件について

実例をもとに触れてみたいと思います。

 

まずはカビ。

ほとんどがこのように
納豆の表面を覆う白い膜状のものを

発見してのことかと

思いますが、みなさまのお手元の

納豆はいかがでしょう?

 

ふわふわもふもふの
緑や赤が混じるものはもうそれは

カビに違いないでしょう。

しかし上の画像のような

ややウエッティな膜状のものは

菌膜といいまして、納豆菌が

がんばって発酵した証のようなもの。

 

この菌膜は

われわれ納豆メーカーとしては

茶柱が立つのと同じくらい

ささやかなときめきを感じさせるものであり、

思わず納豆菌グッジョブ!

その働き、その献身、その粘り強さを

褒め称えたくなる瞬間を与えてくれます。

 

おいしい食べ頃の納豆が

できあがったしるしですので

どうぞご安心ください。

 

さて悩ましいのがこれです。

賞味期限過ぎちゃった問題。

 

今朝も事務所の冷蔵庫でみつけました。

2021年てもはや

賞味期限過ぎたけどどうしようかと

悩む段階すら過ぎさった去年の遺物。

 

さてこれを開帳するのは

いろんな納豆を見てきた納豆メーカーの猛者でも

勇気がいるものです。

 

まずはその前段階にある、

軽く賞味期限を過ぎた納豆をみてみましょう。

 

こちらは賞味期限を

4、5日ほど過ぎたひきわり納豆。

 

さあ近づいて良く見てみましょう。

納豆菌はまだ生きているようです。

さきほどの菌膜は干からびて、

菌膜とはまたちがうポツポツがありますね?

ちょっと硬いポツポツです。

この状態の納豆を食べると、

口当たりはじゃりっとしています。

 

正体はチロシンです。

アミノ酸の仲間です。

アミノ酸は人の体に必要な物質の一つですね。

栄養としては期待できそうですが

おいしいかと問われれば

ほとんどの人は首を横に振ることでしょう。

 

ニオイもきつくなり、

味もちょっと苦味を感じます。

この状態が好き、

という方もいらっしゃいますが

その境地にある人はごく少数でしょう。

 

賞味期限というのは

食べられるか食べられないかというよりも

一般的においしく食べられるか

おいしく食べられないかという目安。

 

ですので、

一般的なおいしさを求めない場合などは

数日過ぎたとしても

食べられないわけではないのです。

 

メーカーとしてはお勧めしません。

いつだって1番おいしいタイミングで

召し上がっていただきたいですもの。

 

それでは、一ヶ月賞味期限を過ぎた納豆です。

においはかなりきつくなっています。

フチは干からびています。

中央部分はまだかすかな粘性を示し

納豆菌が活動していることがわかります。

 

さて、いよいよ

8ヶ月以上過ぎた納豆です。

つんとしたニオイがあります。

 

冷蔵庫に入れっぱなしだったので

中央部分までカリカリに干からびています。

せんべいのように

ぱりっと割れます。

おそるおそる食べてみると

糸は引かず、カリカリとした食感。

ドライ納豆になっていました。

 

ほろ苦さがあるものの

納豆の旨味は凝縮されているとも

受け止めることができ、

品質保証部が許してくれれば

いいツマミになりそうです。

たぶん品質保証部からはNGがでますが。

 

そして万が一のため

みなさまは決して真似などなさらないよう。

もはやこれは

皆さまが知る納豆ではありません。

 

もし冷凍保存されるなら、

乾燥をふせぐために密封包装してください。

 

密封包装ではない普通の納豆は

このように袋に入れて冷凍しますと

干からびず、解凍後はおいしく召し上がることができます。

 

解凍されましたら

おいしいうちにおはやめにお召し上がりください。