Vol15 いろんな食べ物に興味を持ってもらうコツ 管理栄養士 吉田由季

前回のコラムでは、

子供の好き嫌いに関してお話をしました。

今回は、

好き嫌いをなくすための一つの方法として、

いろんな食べ物に

興味を持ってもらうコツを

さらに詳しくお伝えしたいと思います。

目次

一緒にスーパーに買い物に行って、いろんな食材を目にしてもらう

普段お子さんが

ご飯を食べるときには

調理済みの状態になっているので、

すでに食べやすい形に切られていたり、

加熱により色が変わっていたりします。

 

野菜コーナーで

「あれはトマトだね」

「これはナスだよ!美味しいよ」などと

お話ししながら

食材を紹介していくのがオススメです。

 

魚コーナーでは、

切り身ではないお魚をみて

びっくりするかもしれませんね。

ぜひお買い物をお子さんと

一緒に楽しんでみてください。

 

食材の書いてある絵本・図鑑を読む

 書店や図書館には

「かわいいお弁当の

おかずのキャラクター達が、

かくれんぼをする」

「野菜の兄弟が学校に通うお話」など、

食をテーマにした

たくさんの絵本があります。

 

絵本に描かれた、

食材のキャラクター達の

楽しいお話を体感することで、

食材を身近に感じることができます。

 

「〇〇ちゃんの好きないちごさんだね!」

などと声をかけるもの良いでしょう。

 

また、図鑑にはイラストではなく

写真が載っているので、

より実際の食材に

結び付けやすいです。

 

スーパーであまり

見かけない食材も

見つけることができます。

 

料理のお手伝いをしてもらう

お父さんお母さんが

料理をするとき、

お子さんが「遊んで!遊んで!」と

足元に来てしまい、

危ないし料理が進まない…!

なんてことありませんか?

 

そんなときは、

いっそのことお手伝いを

任せてみてはいかがでしょうか?

 

例えば、

 

・葉物野菜をちぎってもらい、サラダを作る。

 

・たまねぎを渡して、

 「ぺりぺり~」と

  声をかけながら一緒に皮むきをする。

 

・ポテトサラダの具材を混ぜてもらう。

 

・スライスチーズと

クッキー型を用意して、

子供の好きな形に型抜きしてもらう。

 

・おにぎりや白玉団子など、

手でまるめられるものをつくる。

 

など、

お子さんにもお手伝いできることは

たくさんあります。

 

また、お子さんが包丁を扱うのが

まだ危ない年齢であれば、

野菜や果物の「切る前」と

「切った後の断面」を見せて、

変化を楽しむのも

コミュニケーションの一つになります。

 

 

これらを実行するには、

お父さん、お母さんの見守り、

一緒に行動することが大切です。

 

時間がない中だと心の余裕もなくなり、

ついイライラしてしまったり、

手を貸してあげたくなってしまうかもしれません。

 

大人のごはんは

簡単なレシピのものにする

(もしくは作っておく)、

お父さんが調理、お母さんが

お子さんと料理のお手伝いを

一緒に行う、などと

分担されるのも良いかと思います。

お子さんと一緒に

ご飯を楽しむことが一番大切です。

 

無理せず、楽しめる範囲で

行ってみてください。

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株式会社銀河調剤

管理栄養士 吉田由季