VOL.3 季節の変わり目に気をつけたいお子さまの食事 管理栄養士 豊巻栞先生

なっちゃん:
今回お答えいただくのはしおり先生です!
先生は秋田で江戸時代から続く老舗薬局「株式会社サノ・ファーマシー」の管理栄養士さん。たくさんの人の健康をささえてらっしゃいます!

 

先 生:
夏から秋、秋から冬へと、季節の変わり目は温度差に対応しきれず、自律神経が乱れ、免疫力が低下し体調不良を起こしやすい季節になりましたね。

 

なっちゃん:
急に寒くなったり、暖かったりでこの季節はカラダがついていけないですね。
子どもは風の子なんて言いますが、まだまだ小さいお子さんたちがこの季節、元気に過ごすコツを教えて!

 

先 生:
この時期は大人でも体調管理が難しく、体温調節が難しい子どもの場合には、特に気をつけたいものです。
そこで今回は食事からの風邪予防、免疫力アップのポイント、おすすめの栄養素を紹介しますね。

 

なっちゃん:
お願いします! 先生からのおいしく元気になれるアドバイス。

 

先 生:
体を温める食事をとりましょう」

体を温める食材:ねぎ、たまねぎ、かぶ、かぼちゃ、人参

・体温を維持する食材:炭水化物(米、パン、麺)に含まれる糖質が体温維持に役立ちます。

だから、うどんやスープに体を温める食材を加えると体がポカポカになりますよ。

 

「旬の食材を食べましょう」

食材は旬の時期がイチバン栄養価が高くなります。栄養価だけじゃなく、香り、甘味、うま味も強くなって、おいしさもグンとアップするの。

旬の食材を知り、味わうことは子どもが食に興味を持ち、食べることの大切さを知るきっかけにもなります。積極的に食べましょうね。

 

「発酵食品をとりましょう」
発酵食品には腸内環境を整えて免疫力をアップさせる働きがあります。
納豆やヨーグルトがおすすめです。特納豆は成長に欠かせないたんぱく質やカルシウム、鉄、食物繊維など様々な栄養素を含む食材。
ぜひお子さまの献立に取り入れてください。

 

なっちゃん:
たまねぎ、ねぎ、かぼちゃ・・・・体をあたためる食材ってこれからが旬のものが多いですね。
栄養価もおいしさもばっちりの旬の食材と納豆があれば、寒くてもへっちゃらかも!

 

先 生:
旬の食材の栄養素もこの際、詳しくっちゃいましょう!
この季節、おすすめの栄養素はこちら!

「ビタミンA」ビタミンAは、ウイルスなどが侵入しやすい鼻や喉の粘膜を強くする働きがあります。

小松菜やほうれん草、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれています。


なっちゃん:
わかっているけど、野菜嫌いな子どもたちもいますね。どうしよう。。


先 生:
たしかに、離乳期にペースト状の時は食べてくれた野菜も、成長するにつれ食べてくれない時期もあると思います。
そういった場合は混ぜご飯にする、好きな食材で巻く、蒸しパンなどのお菓子にするなど、少しアレンジしてみるのもおすすめです。


先 生:
「ビタミンC」ビタミンCはウイルスなどの抵抗力を高めてくれます。キウイやみかんなど果物に多く含まれています。

 

なっちゃん:
フルーツなら好き嫌いなく食べてくれるお子さんたち多いでしょうね。

 

先 生:
ひとつ注意があります。
初めて赤ちゃんに与えるときは、アレルギー症状を引き起こす場合があるため、必ず加熱してから与えるようにしましょう。
また、病院が開いている時間に最初は食べさせると安心です。

 

なっちゃん:
よーし、寒い季節はたくさん食べようっと!

先 生:
食事以外でも、よく体を動かす時間を作り、ぐっすりと眠れるよう生活リズムを整えてあげることも大切です。外から帰ってきた後は「手洗い・うがい」も忘れずに

これからの時期、朝晩とかなり冷え込みますが、身体の中から温かくして冬を元気に迎えましょう。

 

なっちゃん:
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