Vol38 「果物や野菜の皮に栄養があるというけれど、農薬などのリスクがないか心配です」 
管理栄養士 越中志乃

果物や野菜の皮には栄養があると聞くと、
自分の子どもにも食べさせたいと思う方も多いかと思います。
その一方で、
「農薬は大丈夫なの?」
「皮ごと食べても安全?」と
心配になることもありますよね。

 

果物や野菜の皮の近くには、
食物繊維や抗酸化作用のある栄養素が含まれています。
 

これは成長する過程で、日光を浴びたり、
水分や栄養を届けようとしたりするためだと言われています。

 


 
例えば、りんごの皮には
食物繊維やポリフェノールが含まれているため、
皮ごと食べることで
効率よく栄養を摂ることができます。
 

また、皮ごと食べることで
食品ロスの削減にも繋がったり、
煮崩れしにくくなったりするメリットもあります。
 

しかし、皮をむいたからといって
栄養素がたくさん失われるわけではありません。
 

乳幼児の場合、
安全性や食べやすさを優先することが大切です。

 

農薬が心配な時


 
果物や野菜の農薬は、
日本の厳格な基準(食品衛生法や農薬取締法)により、
健康に影響のないレベルの基準値以下に
管理されています。
 

それでも心配な方は、
流水で30秒程度しっかりこすり洗いをしたり、
重曹水を使って洗ったりすることで、
残留している農薬の3~4割近く減らすことができます。
 

また、茹でる、揚げる等の調理を
行うことによっても
残留する農薬は著しく減らすことができます。

 

食べやすさを重視する時


 

乳幼児に果物や野菜を皮ごと与える場合、
1歳ころまでは基本的にすべて除き、}
しっかりと加熱してから食べるようにしましょう。
 

種類によっては硬くて食べにくかったり、
消化しにくかったりすることがあります。
 

子どもの成長に合わせて皮をむいたり、
食べやすい大きさに切ったりすることもおすすめです。
 

大切なのは「皮まで食べること」よりも、
いろいろな果物や野菜を
安心して楽しむ経験を増やすことです。

食べやすい形にして、親子で無理なく取り入れていきましょう。

 


 
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株式会社サノ・ファーマシー

管理栄養士 後藤正子