ひきわり納豆は、大きく完熟した大豆をひき臼のような装置で挽き割った大豆を原料にして作る納豆のことです。
全国的には市販されている納豆全体に占める、ひきわり納豆の割合は7〜8%ですが、東北地方の一部では40%前後と高めで、昔から好んで食べ続けられています。このため、こうした地域ではひきわり納豆の製造技術も進み、店頭では高品質で美味しいひきわり納豆が多く販売されています。
ヤマダフーズでは、ひきわり大豆の大きさ別に3つの製品を開発しました。みなさんが一番多く目にするひきわりは
中粒サイズの大豆を約6〜8等分に割ったサイズです。
当社ならではの製品は「きざみ」と「つぶわり」です。きざみは大豆をさらに細かく割ったサイズで、約15等分ぐらいの大き
さです。たいへん食べやすいので、ひきわりを食べる習慣の少ない地域でも離乳食や、お子様向けにご利用いただいておりま
す。
「つぶわり」は大豆を半分に割った、やや大きめのひきわり納豆で独特の食感と食べごたえが特徴です。大豆をちょうどまっ
ぷたつにする見た目もユニークなこのひきわりは、他のひきわりとは割る工程が異なり、特殊な装置で自然に大豆の皮を取り除いてから大豆を砕いてしまわないようにきれいに2つに割っております。
ひきわり納豆の本場とも言える秋田県には、納豆発祥の地であるという伝説が残されています。
今から900年以上も昔、後三年の役のおり、八幡太郎義家軍が馬の背に乗せた俵詰めにした煮大豆を開けてみると大豆が糸を引いていました。当時、兵糧も乏しかったためおそるおそるそれを食べてみると、意外に美味しかったため、これを人々に広めました。これが納豆発祥の伝承です。
納豆発祥の地であるこの横手周辺の地域は、昔から各家庭で納豆作りが盛んでした。大豆との関わりあるの歴史は古く、この近くの千畑村にある小森山遺跡からは弥生時代の土器に混ざって炭化大豆が出土しています。このことから、大豆を火にかけて食べる習慣が、二千年以上も前からあったことが推測されます。納豆が具体的にいつから食されていたのか、歴史としてさかのぼれるのは江戸時代までですが、このころは既に生計の助けとして城下町などへ売られていたようです。
納豆発祥の地伝説の残るこの地の納豆製法は次の通りです。